ISOファイルのテスト

作成したISOファイルをCD/DVDに焼くことなくテストできます。
それがエミュレーターを使う方法です。

今回はエミュレーターとして QEMU を使います。

エミュレーターでISOファイルをテストする

2つのソフトウェアを次のサイトからそれぞれダウンロードします。

QEMU on Windows

Qemu Launcher

ダウンロードしたらそれぞれ解凍します。
ここから注意が必要です。

Qemu Launcher のフォルダ (qemuLaucher) の中に QEMU on Windows のフォルダ (qemu-on-windows) を入れます。
次の図のようになります。

QEmuとLauncherの準備

この時 qemu-on-windows フォルダの中身は次のようになっています。

qemu_on_windowsフォルダの中身

qemuLaucher フォルダの中の QEmul.exe を起動します。

歯車のボタン(QEmu Launcher の設定)を押します。

qemuLaucher Window1

Config のウィンドウで
QEMUのパス
QEMU-IMGのバス
BIOSのパス

の3つに qemu-on-windows フォルダを設定します。

qemuLaucher Config

仮想マシン定義ファイルの保存先には .¥Machines と入っていますが、そのままにしておきます。

マザーボードの絵のボタンをクリックして下のエミュレーションターゲットの設定画面を出します。

qemuLaucher Emu Target

メモリと起動ドライブを図のように設定します。
メモリの設定は、実際に使用するPCのメモリのサイズにしてください。

ハードディスクの絵のボタンをクリックしてディスクイメージの設定画面を出します。

qemuLaucher Disk image

設定タブの中のCD-ROMのマークをクリック、
下に現れたIDE1:マスター の横にチェックを入れ、
右下の方にある […] をクリックし
作成したデスクトップの Multima.ISO を選択してから{開く}をクリック

これで上の画像の設定と同じになりました。

大きなPCの絵のボタンをクリックして、エミュレータの設定画面に戻します。

qemuLaucher save

名前の欄に Multima と書き、下の{保存}ボタンをクリックしてください。

左上のグレーの電源ボタンをクリックします。

設定が正しければ、QEMU のエミュレーション画面が開き、Multima がブートします。

qemuでMutlima起動画面

何もキー操作をしないと10秒後に Puppy Linux が起動します。

リストの中の各ソフト(PuppyLinux と memorytest と DOS)がそれぞれちゃんと起動するのかを確認できれば、マルチブートの設定が正しいことになります。

各ソフトが起動後に正常に使えるかの確認はここでは行いません。
これはエミュレーション上での動作ですし、起動後のソフトの動作はマルチロールディスク自体とはあまり関係がないからです。
また、ソフトによってはエミュレーターでは正しく動作しないものもあります。

次回、ディスクを完成させる最終工程です。