1CD Linuxの追加

OSのLinuxをディスクに追加してブートできるようにする方法です。

Puppy Linux 4.1.2 retro
(puppy-4.1.2-retro-JP.ISO)

1CDLinux の1つ、GUI、低スペックの PC でも動く、インストールしないで使える、小さくて動作の軽い OS です。
ちなみに 1CDLinux とは1枚の CD に入りブートさせて使える Linux のことです。

パーティションの操作と Windows クラッシュ時のファイル救出に活躍しています。

日本語版のサイトは次のところになります。

Puppy Linux 日本語版

ダウンロードは次のところから。

Puppy Linux 日本語版のライブラリ

訪問するとわかりますが、いろいろなバージョンがあります。
今回はこの中の puppy-4.1.2-retro-JP.iso をデスクトップにダウンロードしてください。

再び SuperウルトラISO を使います。
体験版を起動したら、UltraISO のメニューから
ファイル > 開く でダウンロードした puppy-4.1.2-retro-JP.iso を選択します。

SuperUltraISO puppy4.1.2retroファイル抽出

メニューから
操作 > 抽出 で Multima フォルダを選択し { OK } ボタンを押します。

「/のすべてのファイルを抽出しますか?」
が現れたら { はい } を選択します。

これで puppy-4.1.2-retro-JP.iso 内の全ファイル

boot.cat
boot.msg
initrd.gz
isolinuz.bin
isolinux.cfg
pup_412retroJP.sfs
vmlinuz

合計7個がそのまま Multima フォルダの中にコピーされました。


これまでの作業で
Memtest、FreeDos、Puppy Linux 4.1.2retroJP
の3つのブータブルソフトが Multima フォルダの中に入っていることになります。

bcdw.ini の書き換え

次は3つのブータブルソフトを選択して起動する「マルチブート」になるように設定をします。

Multima フォルダ内の bcdw フォルダの中の bcdw.ini を NotePad (メモ帳)で開きます。

bcdw内のファイル

行数が多いですが、今編集するのは [MenuItems] の下から [MenuOptions] の上までです。

次のように書き換えてください。

[MenuItems]
¥isolinux.bin ; PuppyLinux
¥BootSoft¥memtest.iso ; memory test
¥BootSoft¥Dos.ima ; DOS
C: ; Boot from drive C
:PowerOff  ; Power Off

[MenuOptions]

さらに[MenuOptions]の下の
MenuTimerLabel と
MenuTimer を
次のように書き換えます。

[MenuOptions]


・  省略


MenuTimerLabel = Puppy will start after … ; Timer label
MenuTimer = 10 ; Timer delay in seconds

MenuTimer の文字の左にあった ; は削除しておきます。
保存し NotePad (メモ帳) を閉じます。

Floppy ブートソフトのように1ファイルだけで構成されているブータブルソフトを Multima (マルチロールディスク)に追加する場合には、

  • BootSoft フォルダにファイルを入れる、
  • bcdw.ini の [MenuItems] の下に行を追加する、

のがマルチブートの設定の作業となります。

これでマルチロールディスク Multima としてのファイルの準備が整いました。

次回へ続きます。