ブート可能なCD/DVDをイメージファイルを追加する特別な方法を紹介します。
ISOファイルマルチロールディスクにそのまま追加してマルチブートで使えるものはあまりありません。
そのような数少ない中の1つがPCのメモリーテスト用ソフトウェアとして有名な次のものです。
Memtest86
もちろんフリーウェアでさらにブータブルです。
サイズが小さく、フロッピーディスクからブートして使うことも可能です。
次のサイトからダウンロードします。
ここからCD用とフロッピー用のものがダウンロードできます。
フロッピー用のもの Floppy disk package (installable form Windows) は
rawrite.exe とセットになったもので、
解凍してできた install.bat を実行するとフロッピーディスクにインストールされる仕組みになっています。
ではこの作成されたフロッピーディスクを SuperウルトラISO を使って .ima 形式のイメージファイルにすればいいと思いますが、
実は memtest86 のフロッピーディスクは特殊なファイル形式であるため SuperウルトラISO では読み取りができません。
そこでCD用のISOファイルを使います。
通常ISOファイルはそのままではマルチブートには使えません。
Multima フォルダ内の BootSoft フォルダの中にISOファイルをいれてもブートしないのが普通です。
ですが memtest86 のISOファイルはそれが可能です。
Memtest86.comのサイトから
ISO image for creating bootable CD (Widows – zip)
をダウンロードして解凍し、
できたISOファイルを Multima フォルダ内の BootSoft フォルダの中に入れ、
bcdw.ini ファイルを編集すれば
OKでした。(過去形)
この話にはまだ続きがあります。
2008年までは、上記の手順で可能でした。
しかし現在ダウンロードできる Memtest86 3.5 からはできなくなりました。
Memtest86 3.4 までは可能だったのですが、それは公開されていません。
そこで可能であるバージョンを探したところ、次のサイトがみつかりました。
このページの Download (Pre-built & ISOs) の下にある
Memtest86+ V2.11 の
Download – Pre-Compiled Bootable ISO (.zip)
これをダウンロードしてください。
バージョンからすると古く思えますが、V2.11 のリリースが2008年12月22日。
先ほどの3.5が2009年1月3日。
どういう事とかというと、Memtest86+ と Memtest86 は違うものなんですね。
ダウロードしたものを解凍したら名前を memtes.iso に書き換えます。
そして Multima フォルダ内の BootSoft フォルダの中に入れてください。
使い方についてはメモリーをテストするを参照してください。
次回へ続きます。