複数の小さなLinuxを1枚のディスクに同梱する手順を説明しています
Puppy Linux 3.01 の isolinux.cfg の中身を見てみます。
(Puppy Linux 4.1.2 retro JP の場合も同じです。)
NotePad (メモ帳)で開きます。
Puppy Linux 3.01 の isolinux.cfg
何もしなければ以下にある puppy という名前の設定を使う。
display boot.msg
画面に boot.msg を表示する
prompt 1
label puppy
設定の名前:puppy
kernel vmlinuz
カーネルはvmlinuzを使う
append initrd=initrd.gz pmedia=cd
initrd に initrd.gz 使う。このメディアはCD・DVD。
timeout 50
起動するまでの時間は5秒。
PING の isolinux.cfg も見てみましょう。
PING の isolinux.cfg
PROMPT 0
LABEL rescue
KERNEL kernel
APPEND vga=normal devfs=nomount pxe ramdisk_size=33000 load_ramdisk=1 init=/linuxrc prompt_ramdisk=0 initrd=initrd.gz root=/dev/ram0 rw noapic nolapic lba combined_mode=libata ide0=noprobe nomce pci=nommconf pci=nomsi irqpoll
こちらは APPEND にいろいろ書いてありますが、難しそうです、、、、。
大丈夫です。
肝心なのは各設定のパス、ここでは init 、 initrd 、 root の部分。
どうやら initrd だけはどこに initrd.gz があるかでパスを変更する必要がありそうです。
前回と今回、いろいろ調べた結果次のようなことがわかりました。
- isolinux.cfg は1つにまとめることができる。
- isolinux.bin は1つだけでいい。共用できる。
- intrd.gz は各 Linux ( Puppy Linux3.01 と PING )で中身が違うのでそれぞれ必要。
- カーネルである vmlinz と kernel もそれぞれ必要。
以上のことを考え、Multima フォルダの中に Puppy Linux3.01 と PING のファイルは次の図のようにおきます。
**Puppy Linux 4.1.2 retro JP の場合はpup_301.sfs と zdrv_301.sfs を pup_412retroJP.sfs に置き換えて上の画像を見てください。)
次回へ続きます。