ディスクの作成準備

今回から、マルチロールディスクを実際に作成する方法を紹介していきます。
作成するディスクにはマルティマ( Multima )と名前をつけました。

それでは始めます。

用意するもの

  • Windows 2000 またはXP の入ったPC(Vistaは未確認)
  • CD・DVD作成可能なディスクドライブ
  • ISOファイルに対応したCD・DVDライティングソフト
  • 3.5インチフロッピーディスクドライブ(3.5FDD)とフロッピーディスク
  • CD-RまたはCD-RWなどのメディア
  • インターネットに接続できる環境
  • 根気

作成手順

ブートローダーをダウンロードと解凍

マルチブートにするために必要なのがブートローダーです。
今回使うのはBootable CD Wizard Module 2.0a1
次のサイトからダウンロードします。

CD Shell User Contribution

開いたページの
Bootable CD Wizard Module 2.0a1 by reanimatolog
の下にある Download をクリックしてダウンロード。

ダウンロードした bcdw-2.0a1.zip を解凍します。
bcdw というフォルダができます。

bcdw フォルダを開き、bcdw2dos フォルダは削除します。

bcdw フォルダの中には

bcdw.bin
bcdw.ini
loader.bin

の3つのファイルがあることを確認してください。

bcdwフォルダ内のファイル


Multimaフォルダの準備

Cドライブ(C:)を開き、そこに新しいフォルダを作成し、フォルダの名前を Multima に替えます。

Multima フォルダの中に先ほどのbcdw フォルダを移動します。

Multima フォルダの中身はそのままディスクの中身となります。

たくさんのブートソフトを収める場合を考えて
Multima フォルダの中に BootSoft というフォルダを作成します。
次の図のようになるはずです。

Multimaフォルダの作成


ランチャーの準備

マルチロールディスク用に開発したテキストランチャー( TextLauncher )というプログラムを使います。
今現在はバージョンが 1.0 になっています。
まだダウンロードしてない方は次の”ダウンロード”クリックしてください。

テキストランチャーをダウンロードする (サイズ:195KB)

ダウンロードしたらZip形式の圧縮ファイルになっているので解凍してください。
2つのファイルがあります。

  • ソフトウェア本体がTextLauncher.exe
  • 設定ファイルがsoftwares.txt
  • ここで Multima フォルダの中に Autorun というフォルダを作ってください。

    Autorun フォルダの中にTextLauncher.exe と softwares.txt を移動します。
    Autorunフォルダの作成

    テキストランチャーを編集するためには、テキストランチャーエディタが必要です。
    次の行をクリックするとダウンロードできます。

    テキストランチャーエディタ ver.1.0をダウンロードする (サイズ:204KB)
    ダウンロードしたものは Zip 形式の圧縮ファイルになっていますので、解凍してください。
    2つのファイルが現れます。

  • エディタ本体が TextLauncherEditor.exe
  • エディタで使用する色見本の画像が colorpallet.jpg
  • です。
    Autorun フォルダの中にTextLauncherEditor.exe と colorpallet.jpg を移動します。
    Autorunフォルダの作成


    自動再生( Autorun.inf )の設定

    以前の記事で書きました Autorun.inf ファイルを Multima の中に作ります。

    NotePad (メモ帳)を開いて

    [autorun]
    open=Autorun¥TextLauncher.exe

    とすべて半角で書きます。

    Autorun.infの編集

    メニューの{ファイル}から{名前を付けて保存}を選び

    ファイル名を Autorun.inf
    ファイルの種類をテキスト文書
    文字コードを ANSI

    にして Multima フォルダの中に保存します。

    Autoruninfの作成

    次回へ続きます。